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PROMPT GUIDE

シード値(seed)とは?固定・ランダム・同じ絵を出し直す方法

シード値(seed・シード)は、AIイラストの「くじの番号」のようなものです。同じプロンプトでも、シードが違えば構図や顔がまったく別の絵になります。この記事では、Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)でシードを固定する・ランダムにする・少しだけ変える方法と、同じ絵が出ない時の原因をまとめました。

最終更新: よみもの めやす 約4分

結論を先に

シード値は、画像を作り始める最初のノイズを決める番号です。プロンプトと設定が同じなら、シードを固定すると同じ絵を出し直せます。-1(またはランダム)にすると毎回ちがう絵になるので、ランダムで良い絵を探し、気に入ったらその番号を固定して細部を直すのが基本の使い方です。

シード値とは?

シード値は、画像を作り始める時の「最初のノイズ」を決める番号です。

画像生成AIは、砂嵐のようなノイズを少しずつ絵に変えていきます。そのスタートのノイズをどんな形にするかを決めているのがシード(seed)です。プロンプトや設定がまったく同じでも、シードが1つ違うだけで、顔の向き・髪の流れ・背景の置き方が別の絵になります。逆に、シードを固定すれば、同じ絵を何度でも作り直せます。

シードの数字そのものに「良い・悪い」の意味はありません。1234 が特別にきれいということはなく、たまたまそのプロンプトと相性の良い番号が見つかる、という考え方です。

シードの設定何が起きる?使う場面
-1(ランダム)毎回ちがう番号になり、別の絵が出る構図や雰囲気のアイデアを探す
固定(例:12345)同じ設定なら同じ絵が出る良い絵を直す・比べる
1ずつ増やすとなりの番号で似ていない別の絵まとめて何枚も作る
バリエーション(少しだけ変える)もとの絵に近い別案気に入った絵の別バージョン
シード:-1(ランダム)で8枚 → 気に入った絵のシード番号をメモ → シードをその番号に固定 → タグを1つずつ足し引き

イラストの利用ルール

シードを固定するやり方は?

気に入った絵の生成情報からシード番号を読み、シードの欄にその数字を入れます。

AUTOMATIC1111 や Forge では、シードの欄の横にあるリサイクルのマーク(前回のシードを使う)を押すと、直前の絵の番号が入ります。ComfyUI では、シードの欄の下にある「生成のあとにどうするか」を fixed(固定)にすると、同じ番号のまま作れます。過去に作った絵の番号が分からない時は、PNG の中に保存された生成情報を見ると分かります。

シードを固定して絵を仕上げる手順

  1. シードを -1(ランダム)にして、同じプロンプトで4〜8枚作る
  2. 構図・顔・雰囲気がいちばん良い1枚を選ぶ
  3. その絵の生成情報からシード番号を読み、シードの欄に入れて固定する
  4. もう一度作り、同じ絵が出ることを確かめる
  5. タグや重みを1つだけ変えて作り、変化を見比べる
  6. 良くなった変更だけを残し、最後に高解像度化(Hires.fix)で仕上げる

りんかのコツ

  • シードを固定したまま変えるのは1回に1か所だけ。2つ同時に変えると、どちらが効いたか分からなくなる
  • 良い絵が出たら、シード・サイズ・モデル名をメモしておく。あとで同じ絵を作り直せる
  • 生成情報が消えないように、元のPNGは別に保存しておく(軽量化した画像には残らない)

シードを固定しても同じ絵が出ないのはなぜ?

シード以外の設定(サイズ・サンプラー・モデルなど)が1つでも違うと、別の絵になります。

シードは「スタートのノイズ」を決めるだけなので、ノイズの大きさ(画像サイズ)や、ノイズの消し方(サンプラー・ステップ数)が変わると、たどり着く絵も変わります。プロンプトの単語を1つ足しただけでも、絵が大きく変わることがあります。また、パソコンの環境(グラフィックボードや高速化の設定)によって、まったく同じ設定でもわずかに違う絵になる場合があります。

よくある失敗原因直し方
同じシードなのに構図がまったく違う画像サイズ(縦横)が違う幅と高さを元の絵と同じにする
似ているが細部が違うサンプラーかステップ数が違う生成情報のとおりにそろえる
色や塗りが違うモデルかVAEが違う同じモデル・同じVAEを選ぶ
タグを1つ足したら別の絵になったプロンプトが変わるとノイズの育ち方も変わる変化が大きい時は重みを弱めて足す
ほんの少しだけ違うパソコンの環境による誤差気にならなければそのまま・気になる時は同じ環境で作る
シードの欄が -1 に戻ってしまう毎回ランダムの設定のままComfyUI なら fixed、ほかは番号を入れたままにする

気に入った絵を少しだけ変えるには?

シードを固定したまま小さな変更を足すか、バリエーション(variation seed)の強さを少しだけ上げます。

AUTOMATIC1111 や Forge では、シードの欄の「Extra」を開くと、バリエーション用のシード(variation seed)とその強さ(variation strength)を入れられます。強さを 0.05〜0.2 くらいの小さな値にすると、元の絵に近いまま、髪の流れや表情が少しだけ違う別案が出ます。強さを上げるほど別の絵に近づきます。

バリエーションの機能が無いツールでは、シードを固定したまま、表情や小物のタグだけを差しかえる方法でも、構図を保った別バージョンを作りやすくなります。大きく変えたい時は、img2img で元の絵をもとに描き直すほうが向いています。

やりたいこと方法メモ
表情だけ変えたいシード固定で表情のタグを差しかえる構図はほぼそのまま
服の色だけ変えたいシード固定で色のタグを差しかえる色が別の場所に移ることもある
よく似た別案がほしいバリエーションの強さ 0.05〜0.2数字を上げるほど離れる
ポーズを大きく変えたいimg2img や ControlNet を使うシードだけでは難しい

シードはどう記録すればいい?

良い絵が出たら、シード・モデル・サイズ・プロンプトを1行にまとめてメモします。

あとから同じ絵を作り直したり、同じキャラクターの別ポーズを作ったりする時に、シードの記録がとても役に立ちます。PNG の生成情報にも残りますが、SNS に上げたり軽量化したりすると消えてしまうので、テキストでも残しておくと安心です。

シード:【番号】 / モデル:【モデル名】 / サイズ:832x1216 / サンプラー:【名前】 / ステップ:【数】 / メモ:表情だけ変えると良い

CFGスケール・ステップ数・サンプラーの決め方は CFGスケールとは?ステップ数・サンプラーの決め方 →

元の絵をもとに描き直す img2img・一部だけ直す inpaint は img2img と inpaint の使い方(一部だけ直す方法) →

固定したシードの絵を高解像度で仕上げる Hires.fix の設定は Hires.fix の設定(倍率・ノイズ除去強度・アップスケーラー) →

タグを少しだけ強める・弱める重み記法は 重み記法・構文 完全ガイド →

FAQ

よくある質問

シード値とは何ですか?

画像を作り始める時の最初のノイズを決める番号です。プロンプトと設定が同じなら、シードを同じにすると同じ絵になり、違う番号にすると別の絵になります。

シード -1 はどういう意味ですか?

AUTOMATIC1111 や Forge では、-1 は「毎回ランダムな番号を使う」という意味です。作るたびに別の絵が出ます。

シードを固定したのに同じ絵になりません。

画像サイズ・サンプラー・ステップ数・モデル・VAE・プロンプトのどれかが違う可能性があります。生成情報を見て、すべて元の絵と同じにしてください。環境の違いでわずかに変わることもあります。

良いシードの番号はありますか?

数字そのものに良し悪しはありません。プロンプトとの組み合わせで当たりが決まるので、ランダムで何枚か作って良い番号を探すのが近道です。

気に入った絵を少しだけ変えるには?

シードを固定したまま表情や色のタグを差しかえるか、バリエーションのシードの強さを 0.05〜0.2 くらいにして作ると、元に近い別案が出ます。

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