ファンサイトに戻る

PROMPT GUIDE

AIイラストで同じキャラを固定するには(顔・髪・服をそろえる方法)

「同じ子をもう1枚描きたいのに、顔も服も変わってしまう」は、AIイラストでいちばん多い悩みのひとつです。キャラ固定(キャラの一貫性)には、言葉で固定する・参照画像で固定する・学習(LoRA)で固定する、の3段階があります。この記事では、Stable Diffusion・NovelAI(ノベルAI)・Midjourney(ミッドジャーニー)・ChatGPT のそれぞれで使える考え方を、手順と失敗例つきで紹介します。

最終更新: よみもの めやす 約4分

結論を先に

AIイラストで同じキャラを固定するいちばん簡単な方法は、髪型・髪色・目の色・服などの特徴を「毎回まったく同じ言葉」で書くことです。それでも顔がぶれる時は、参照画像を渡せるサービスでは元の絵を参照させ、Stable Diffusion ではそのキャラ用の LoRA を使うと安定します。

AIイラストで同じキャラを固定するには?

まずは「キャラの設定文」を1つ作り、毎回そのまま貼りつけることです。言葉が1語でも変わると、AIは別の人物として描き直してしまいます。

AIは1枚ごとにゼロから絵を作るので、前の絵の顔を覚えていません。同じキャラに見せるには、見た目を決める情報(髪の長さと色・前髪・目の色・アクセサリー・いつもの服)を、同じ順番・同じ言葉で毎回入れる必要があります。ここが固まると、ポーズや場所を変えても「同じ子だ」とわかる絵が出やすくなります。

イラストの利用ルール

方法やり方向いている場面手間
言葉で固定特徴を毎回同じ言葉で書くどのサービスでも使える最初の一歩少ない
参照画像で固定元の絵を参照として渡すChatGPT・Gemini・参照機能のあるサービスふつう
LoRAで固定そのキャラの絵で学習した追加モデルを使うStable Diffusion で何十枚も描く時多い
同じ seed で固定乱数(seed)を同じにして一部だけ変える表情差分・服の色違いなど小さな変化少ない

キャラの設定文はどう書く?

見た目を「変えたくない順」に並べた短い文(またはタグの並び)を作ります。場面やポーズの言葉は、この設定文のあとに足します。

キャラの設定文を作る手順

  1. いちばん気に入った1枚を「基準の絵」として残す。
  2. 基準の絵から、髪の長さ・髪型・前髪・髪色・目の色・肌の色・体格を書き出す。
  3. いつも身につけている物(リボン・眼鏡・ヘアピンなど)と、いつもの服を書き足す。
  4. 書き出した言葉を「顔と髪 → 小物 → 服」の順に並べ、メモ帳に保存する。
  5. 新しい絵を作る時は、保存した設定文を先頭にそのまま貼り、そのあとに場面・ポーズ・表情を書く。
  6. できた絵を基準の絵と並べ、違って見えた部分の言葉だけを足すか強める。
1girl, solo, long black hair, straight hair, blunt bangs, red eyes, red hair ribbon, white blouse, navy cardigan, plaid skirt, 【場面】, 【ポーズ】, 【表情】
A young woman with long straight black hair, blunt bangs, red eyes and a red ribbon in her hair, wearing a white blouse, a navy cardigan and a plaid skirt. 【ここに場面とポーズを書く】

りんかのコツ

  • 設定文の言葉は、毎回コピーして貼る。手で打ち直すと、少しずつ言い回しが変わってしまう
  • 特徴は多すぎると混ざる。目立つ特徴を5〜8個にしぼるほうが安定しやすい
  • 服を変えたい回は、服の部分だけを入れかえ、顔と髪の言葉は残す

サービス別の固定のしかたは?

どのサービスでも「設定文を固定する」が土台です。そのうえで、参照画像や追加モデルなど、サービスごとにある機能を足します。

Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)の場合

タグの設定文に加えて、気に入った絵の seed を控えておくと、表情だけ・服の色だけを変えた差分が作りやすくなります。何十枚も同じキャラを描くなら、そのキャラの絵で学習した LoRA を使うのがいちばん安定します。参照画像から顔の雰囲気を借りる拡張機能もありますが、効き方はモデルや設定しだいです。

NovelAI(ノベルAI)の場合

NovelAI はタグで書けるので、Stable Diffusion と同じように設定文を固定するのが基本です。キャラごとにプロンプトを分けて書ける欄や、参照画像を使う機能が用意されている場合があります。名前や使い方は版によって変わるので、公式の説明で確認してください。

Midjourney(ミッドジャーニー)の場合

文章の設定文を毎回同じに書き、気に入った絵を参照として渡す機能を組み合わせます。キャラクターを参照するパラメータの名前は版によって違うことがあるので、使っている版の公式ドキュメントで確かめるのが確実です。

ChatGPT・Gemini の場合

同じ会話の中で「さっきの子で、今度は図書室で本を読んでいるところ」のように頼むと、前の絵を手がかりにしてくれます。会話を変えた時は、基準の絵をもう一度アップロードし、「この画像と同じキャラクターで」と書くと近づきます。

同じキャラなのに顔が変わる時はどうする?

原因の多くは「設定文が少しずつ違う」「場面の言葉が強すぎる」「顔が小さく写っている」の3つです。表で症状から原因を探してください。

よくある失敗原因直し方
髪色や目の色が毎回ちがう色の言葉がほかの色の言葉と混ざっている色の指定は「色+部位」で1回ずつにし、背景や服の色の言葉を減らす
服が勝手に変わる服の言葉が後ろにあり、場面の言葉に負けている服の言葉を設定文の中に入れ、場面より前に置く
顔の雰囲気が別人になる全身や遠景で顔が小さい上半身など顔が大きく写る構図で作り、全身は数を多めに作って選ぶ
リボンなどの小物が消える小物の言葉が1語だけで弱い小物の位置まで書く(例:red ribbon on the back of her head)
画風が絵ごとにぶれる画風の言葉が毎回ちがう・入っていない画風の言葉も設定文に入れて固定する
参照画像を渡しても似ない参照画像の顔が小さい・横顔顔がはっきり写った正面寄りの絵を参照に使う

表情や服だけを変えた差分を作るには?

設定文と seed(または参照画像)をそのままにして、変えたい部分の言葉だけを1つずつ入れかえます。一度に2か所以上を変えると、顔まで変わりやすくなります。

  • 表情差分:表情の言葉だけを変える(smile → surprised など)
  • 服の色違い:服の色の言葉だけを変える(navy cardigan → beige cardigan)
  • 場所違い:背景の言葉だけを変え、構図は同じにする
  • 一部だけ直したい時は、画像の一部を描き直す機能(inpaint など)を使う

立ち絵・三面図・表情差分の作り方は 立ち絵・三面図・キャラクターシートのプロンプト(表情差分も) →

Stable Diffusion で LoRA を使う書き方と強さは LoRA の使い方(書き方・強さ・トリガーワード) →

顔や服の一部だけを描き直す img2img・inpaint の使い方は img2img と inpaint の使い方(一部だけ直す方法) →

ChatGPT で画像を作る時の頼み方と直し方は ChatGPTで画像を作るプロンプト(頼み方・直し方) →

FAQ

よくある質問

AIで同じキャラを描き続けるいちばん簡単な方法は?

髪型・髪色・目の色・小物・服などの特徴を書いた「設定文」を作り、毎回コピーして先頭に貼ることです。言葉を少しでも変えると別人になりやすいので、打ち直さずに貼りつけます。

seed を同じにすれば同じキャラになりますか?

プロンプトがまったく同じなら、ほぼ同じ絵になります。ただし言葉を変えると絵も大きく変わるので、seed は表情や色だけを変える小さな差分に向いています。

LoRA を作らないとキャラ固定はできませんか?

設定文の固定と参照画像だけでも、かなり近づけられます。何十枚も同じキャラを描く、顔の細かい特徴まで合わせたい、という時に LoRA が役立ちます。

ChatGPT で会話を変えたら別のキャラになりました。

新しい会話では前の絵を覚えていません。基準の絵をもう一度アップロードし、「この画像と同じキャラクターで」と頼み、設定文もいっしょに書いてください。

実在の人物の写真で同じ顔を作ってもいいですか?

他人の写真を使うと肖像権やプライバシーの問題になることがあります。キャラ固定は、自分で作ったオリジナルのキャラクターで行うのが安全です。

RINKA WORLD

読んだあとは、りんかワールドで

MORE

あわせてどうぞ