PROMPT GUIDE
VRAMが少ないパソコンでStable Diffusionを動かす対策(軽くする設定)
Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)は、グラフィックボードのメモリ(VRAM)をたくさん使います。VRAM が少ないパソコンでは、動かない、遅い、途中でエラーが出る、ということが起こります。この記事では、VRAM が少ない時に試す対策を、効果の大きい順に整理しました。エラーが出てしまった時の直し方は、別の記事にまとめています。
最終更新: よみもの めやす 約2分
結論を先に
VRAM が少ない時は、まず画像サイズを小さくして作り、あとから拡大するのが最も効きます。次に、一度に作る枚数(バッチサイズ)を1にして、軽いモデルの系統を選び、メモリを節約する起動設定を使います。必要な VRAM はモデルや設定で変わるので、無理な時はブラウザで使えるサービスを使う方法もあります。
VRAMが少ないと何が困る?
画像が作れない・エラーで止まる・極端に遅くなる、のどれかが起こります。
VRAM は、グラフィックボードが画像を作る間に使う専用のメモリです。画像サイズが大きいほど、モデルが大きいほど、たくさん必要になります。足りなくなると、エラーで止まったり、パソコンのふつうのメモリに逃がして極端に遅くなったりします。必要な量は、モデルの種類(SD1.5 系は比較的軽く、SDXL 系やそれより大きなモデルは重い傾向)や、画像サイズ、使う拡張機能で大きく変わります。具体的な数字は、使うツールの案内で確認してください。
VRAMを節約するいちばん効く方法は?
画像サイズを小さくして作り、あとから拡大する方法がいちばん効きます。
起動設定の例(AUTOMATIC1111 系の起動引数): --medvram起動設定の例(さらに節約したい時・遅くなる): --lowvramりんかのコツ
- 起動引数の名前は版やツールで変わる。Forge や ComfyUI は自動でメモリを管理するものが多いので、まず標準のまま動かす
- まず画面のサイズを 512〜768 くらいから試し、動いたら少しずつ上げる



小さく作って拡大するにはどうする?
小さいサイズで構図を決め、気に入った絵だけを高解像度化で大きくします。
VRAMを節約して仕上げる手順
- バッチサイズを 1 にして、小さいサイズ(例:縦長なら 512×768 くらい)で数枚作る
- 構図が良い絵のシード値を固定する
- 同じ設定で、Hires.fix やアップスケーラーで少しずつ大きくする
- 拡大で VRAM が足りなくなったら、倍率を下げるか、タイルで処理する設定を使う
- 最後に軽量化して保存する
小さい絵を高解像度化で仕上げる設定は Hires.fix の設定(倍率・ノイズ除去強度・アップスケーラー) →
使うモデルに合ったおすすめサイズの一覧は SDXL の解像度(推奨サイズ)一覧と比率の選び方 →
AIで画像を拡大する時のコツは AIで画像を高画質化するには(アニメ絵をきれいに拡大する方法) →
それでも動かない時は?(よくある失敗と直し方)
設定を軽くしても動かない時は、モデルの系統を変えるか、ブラウザで使えるサービスを検討します。
メモリ不足のエラーが出た時の直し方は CUDA out of memory の直し方(画像生成でメモリ不足のエラーが出る時) →
モデルの選び方(系統とサイズの考え方)は Stable Diffusionのモデル(チェックポイント)の選び方 →
FAQ
よくある質問
VRAMはどのくらいあれば動きますか?
使うモデルや設定で大きく変わるため、決まった数字は言えません。SD1.5 系は比較的軽く、SDXL 系は重い傾向があります。使うツールの動作条件の案内で確認してください。
--medvram と --lowvram の違いは何ですか?
どちらもメモリを節約する起動設定で、--lowvram のほうがさらに節約しますが、生成は遅くなります。名前や効き方はツールや版で変わるので、使っているツールの説明を確認してください。
パソコンのメモリを増やせば解決しますか?
いいえ。画像生成で足りなくなるのは、グラフィックボードの VRAM です。パソコンのふつうのメモリは別のものです。
スペックが足りない時の別の方法はありますか?
ブラウザで使えるサービスなら、自分のパソコンの性能に関係なく画像を作れます。料金や条件はサービスごとに違うので、公式で確認してください。
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