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PROMPT GUIDE

画像から動画を作るAIの使い方(静止画を動かす手順)

画像から動画を作る(Image to Video)時にいちばん大事なのは、1枚目の絵と「何がどう動くか」の一文です。絵の説明をくり返すより、動きとカメラだけを短く書くほうが、絵が崩れずに動きます。この記事では、静止画を動画にする流れを、絵の選び方からプロンプト、失敗の直し方まで順番にまとめました。

最終更新: よみもの めやす 約4分

結論を先に

画像から動画を作るには、顔と手がきれいな1枚目の絵を動画と同じ縦横比にそろえ、プロンプトには「何がどう動くか」と「カメラの動き」だけを短く書きます。動きは1カットに1つ、slowly などでゆっくりめにすると崩れにくくなります。

画像から動画を作るAIとは?(Image to Video の考え方)

画像から動画を作るAIは、1枚の絵を「動画の最初のコマ」として受け取り、その続きを数秒ぶん描き足していく仕組みです。人物の顔や服、背景の配置は1枚目の絵がほぼ決めるので、プロンプトでは「何が・どう動くか」と「カメラがどう動くか」だけを伝えれば足ります。文章だけから作る動画(Text to Video)より、キャラクターの見た目がそろいやすいのが強みです。

多くの動画生成AI(Kling・Runway・Vidu・Veo など)に画像から作るモードがあります。動画の長さ・解像度・使える回数はサービスやプランで変わるので、使う前に公式の案内で確認してください。

画像から動画を作るやり方は?(5ステップ)

絵を用意して縦横比をそろえ、画像から動画のモードで読みこみ、動きとカメラを短く書いて数本作ります。順番は次のとおりです。

  1. 動かしたい1枚目の絵を用意する。人物の全身や上半身がはっきり写り、手や顔が崩れていない絵を選ぶ
  2. 動画にする縦横比を決める。SNS のショート動画なら縦長(9:16)、横長の動画なら 16:9 にそろえ、絵も同じ比率に切りそろえておく
  3. 動画生成AIの「画像から動画(Image to Video)」を選び、絵を読みこむ
  4. 動きのプロンプトを書く。主語 → 動き → カメラ → 雰囲気の順で、1カットに動きは1つだけにする
  5. 数本作って見比べ、顔や手が崩れていないものを選ぶ。崩れた時はプロンプトの動きを小さくして作り直す

動かしやすい1枚目の絵の選び方は?

画像から動画を作る時の失敗の多くは、1枚目の絵の選び方で防げます。AIは「絵にあるもの」をもとに動きを考えるので、動いてほしいもの(髪・服・背景の奥行き)が絵の中に見えていることが大切です。

イラストの利用ルール

向いている絵向いていない絵理由
顔がはっきり見える正面〜斜め顔が小さすぎる・横顔だけ顔が小さいと動いた時に形がゆがみやすい
手を下ろしている・簡単なポーズ指を細かく組んだポーズ指は動くと本数や形が崩れやすい
髪や服にゆとりがある体にぴったりで動きの余地がない風で揺れるものがあると動きが自然に見える
背景に奥行きがある(道・廊下・空)白一色の背景カメラが動いた時に変化が分かる
動画と同じ縦横比比率がちがう絵をそのまま入れる端が切れたり、余白を勝手に描き足されたりする

りんかのコツ

  • 1枚目の絵が高画質なほど、動画もきれいになる。小さい絵は先に拡大しておく
  • 文字やロゴが入った絵は、動いた時に文字がにじみやすい。動画には文字のない絵を使う
  • 実在の人の写真を動かす時は、写っている本人の同意をとる。他人の写真や有名人の写真は使わない

画像から動画で動きを指定するには?

画像から動画のプロンプトでは、見た目の説明はほとんどいりません。「長い黒髪の女の子が…」と絵の中身をくり返すより、「髪が風で揺れて、ゆっくり振り向く」のように動きだけを書くほうが、1枚目の絵から離れにくくなります。動きは1カットに1つ、ゆっくりめから試すのがコツです。

The girl slowly turns her head toward the camera and smiles softly. Her hair and ribbon sway gently in the breeze. The camera slowly pushes in. Calm, soft afternoon light.

(日本語訳)女の子がゆっくりカメラのほうへ顔を向け、やさしくほほえむ。髪とリボンがそよ風で静かに揺れる。カメラがゆっくり寄っていく。おだやかな午後の光。

Static camera. Cherry blossom petals drift down across the frame while the girl blinks and looks up at the sky. Her skirt moves slightly in the wind.

(日本語訳)カメラは固定。花びらが画面を横切って舞い落ち、女の子はまばたきをして空を見上げる。スカートが風で少し揺れる。

動画用プロンプトの書き方の基本は 動画生成AIのプロンプトの書き方(動き・カメラ・時間の順) →

カメラワークの英語の言い方は 動画生成AIのカメラワークのプロンプト一覧 →

画像から動画がうまくいかない時は?(失敗と直し方)

多くは動きを小さくするか、1枚目の絵を変えると直ります。症状ごとの直し方は次の表のとおりです。

起きることおもな原因直し方
顔が途中で別人になる動きが大きい・顔が小さい振り向きや走る動きを小さくする。顔が大きく写った絵を使う
ほとんど動かない動きの指示がない・弱い「髪が揺れる」「まばたき」など、動くものを具体的に書く
手や指がとける手の動きを指示した・指が複雑手を動かす指示を外す。手を下ろした絵を使う
背景がぐにゃっと曲がるカメラの動きが速いカメラは slowly をつけるか、固定(static camera)にする
絵と関係ない物が出てくる絵にない物をプロンプトに書いた絵に写っている物だけで動きを書く

崩れ・ちらつきの直し方をくわしく AI動画が崩れる原因と直し方 →

画像から動画を作れる主なAIツール

画像から動画を作れるサービスはたくさんあり、得意なことが少しずつちがいます。アニメ調の絵を動かしたいのか、実写風なのか、音もつけたいのかで選ぶと迷いにくくなります。機能や料金は更新が多いので、最新の内容は各サービスの公式で確認してください。

  • Kling:画像から動画のモードがあり、人物の動きの表現に定評がある
  • Runway:動画編集の機能とまとめて使える。カメラの動きの指定がしやすい
  • Vidu:アニメ調の絵を動かす用途でよく使われる。参照画像から作るモードもある
  • Veo・Sora:文章からの動画が中心。音声つきで作れる版もある

ツールの選び方は比較の記事で 動画生成AIの比較と選び方 →

FAQ

よくある質問

画像から動画を作るAIで、いちばん大事なことは何ですか?

1枚目の絵と、動きの書き方です。顔や手がきれいな絵を選び、プロンプトは「何がどう動くか」と「カメラの動き」だけを短く書くと、絵が崩れにくくなります。

イラストでも動画にできますか?

できます。アニメ調のイラストを動かすのが得意なサービスもあります。文字の入っていない、顔がはっきり見えるイラストを使うのがおすすめです。

プロンプトは日本語でも大丈夫ですか?

日本語に対応しているサービスもありますが、英語で書いたほうが動きの指示が伝わりやすいことが多いです。短い英文で、動きとカメラを書くところから試してみてください。

動画の長さは何秒くらい作れますか?

サービスやプランによって変わります。1本は数秒から十数秒くらいのものが多いので、長い動画は短いカットをつなげて作ります。くわしくは各サービスの公式で確認してください。

人の写真を動画にしてもいいですか?

写っている本人の同意がある写真だけにしてください。他人や有名人の写真を勝手に動かすと、肖像権などの問題になることがあります。

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