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PROMPT GUIDE

ADetailerの使い方(設定の意味と決め方)

ADetailer(エーディテイラー)は、AUTOMATIC1111 や Forge などで使える拡張機能です。全身の絵で顔が小さく崩れた時、手の形がおかしい時に、その部分だけを自動で描き直してくれます。この記事では、顔の崩れの原因の話ではなく、ADetailer の設定の意味と決め方にしぼって解説します。

最終更新: よみもの めやす 約3分

結論を先に

ADetailerは、できた絵の中から顔や手を自動で見つけて、その部分だけを描き直す拡張機能です。まずは顔用の検出モデルを選び、デノイズの強さを中くらいにして使います。顔が別人になる時はデノイズを下げ、直らない時は上げる、と1つずつ調整します。

ADetailerとは?(何をしてくれる?)

絵の中の顔や手を自動で見つけ、その部分だけを大きくして描き直し、元の絵に戻す拡張機能です。

全身の絵では顔が小さく写るため、細かく描く余裕がなく崩れやすくなります。ADetailer は、①顔や手の場所を検出する、②その部分を切り出して大きくした状態で描き直す(inpaint)、③元の絵に戻す、という作業を生成のあとに自動で行います。手でinpaintをするのと同じことを、毎回まとめてやってくれるイメージです。

設定意味決め方の目安
検出モデル顔用・手用・人物用などを選ぶまずは顔用。手は別の段(2つ目)で
検出の信頼度(confidence)どれくらい確かな物だけ直すか小さい顔を見のがす時は下げる
マスクを広げる量(dilation)直す範囲を少し広げる境目が目立つ時は少し大きく
マスクのぼかし(blur)直した所と元の絵のなじませ方境目がくっきりなら大きく
デノイズの強さ(denoising)どれくらい描き直すか中くらいから。別人なら下げる
専用プロンプトその部分だけに使う言葉空欄なら元のプロンプトを使う

イラストの利用ルール

りんかのコツ

  • 設定の名前や初期値は版によって変わることがある。拡張機能の説明ページで今の名前を確認する
  • 強く直すほど元の絵から離れる。最初は弱め〜中くらいから試すと失敗しにくい

ADetailerの使い方は?(はじめての手順)

ADetailerで顔を直す手順

  1. 拡張機能の一覧から ADetailer を入れて、画面を読みこみ直す
  2. 生成画面に出てくる ADetailer の欄を開き、有効にするチェックを入れる
  3. 1つ目の検出モデルに顔用を選ぶ
  4. デノイズの強さは中くらい(初期値のまま)でいったん作る
  5. できた絵の顔をくらべ、別人になっていればデノイズを下げ、直りきらなければ上げる
  6. 手も直したい時は、2つ目の段に手用の検出モデルを入れる

顔と手を同時に直したい時は、1つ目に顔、2つ目に手、のように段を分けます。1つの段で全部を直そうとすると、設定が合わずにどちらかが崩れやすくなります。

ADetailerの専用プロンプトはどう書く?

空欄なら元のプロンプトが使われます。表情を変えたい時や、目の色を守りたい時だけ短く書きます。

専用プロンプトに書いた言葉は、検出した部分(顔など)だけに使われます。顔の部分には服や背景が写らないので、顔に関係する言葉だけを書くのがコツです。髪や目の色は、元のプロンプトと同じにしておかないと、そこだけ色が変わることがあります。

顔用の専用プロンプトの例:1girl, smile, red eyes, light blonde hair, detailed eyes, looking at viewer
顔用の専用ネガティブの例:worst quality, low quality, bad anatomy, asymmetrical eyes, extra eyes

ADetailerで顔が別人になる時は?

デノイズが強すぎるか、専用プロンプトの言葉が元の絵と合っていないことが多い原因です。

失敗原因直し方
顔が別人・絵柄が変わるデノイズが強いデノイズを下げる
直した所の境目が目立つマスクのぼかし・広げる量が小さいぼかしと広げる量を少し大きく
小さい顔が直らない検出されていない信頼度を下げる・元の絵を少し大きく作る
関係ない所まで顔になる信頼度が低すぎる信頼度を上げる
目や髪の色が変わる専用プロンプトに色が無い・違う元のプロンプトと同じ色の言葉を書く
手が逆に崩れる手用の検出・設定が合っていない手は別の段で弱めに・構図で手を隠す

顔が崩れる原因とADetailer以外の直し方は AIイラストの顔が崩れる原因と直し方(全身・引きの絵・inpaint) →

手の崩れ対策(構図とネガティブ)は 手の破綻 完全対策ガイド →

手で一部だけ描き直す inpaint のやり方は img2img と inpaint の使い方(一部だけ直す方法) →

ADetailerはいつも入れておくべき?

いつも入れる必要はありません。顔が小さい全身の絵や、たくさん作って選ぶ時に入れると便利です。

顔のアップや上半身の絵は、もともと顔が大きく描かれるので、ADetailer を入れても変化が少なく、生成時間だけが増えることがあります。逆に、全身・引きの構図では効果が大きく出ます。作る絵の構図に合わせて、オン・オフを切りかえるのがおすすめです。

FAQ

よくある質問

ADetailerはどの画面で使えますか?

AUTOMATIC1111 や Forge などの拡張機能として使われています。ComfyUI では似た働きをするノードがあります。対応は版によって変わるので、配布ページを確認してください。

デノイズの強さはいくつがおすすめですか?

決まった正解はありません。初期値のまま作り、顔が別人になるなら下げ、崩れが残るなら少し上げる、と1つずつ調整してください。

ADetailerで手も直せますか?

手用の検出モデルを使えば直せることがあります。ただ、手は形が複雑なので、構図で手を隠す・手を簡単なポーズにするなどの工夫と組み合わせると確実です。

専用プロンプトは書かないとだめですか?

空欄でも動きます。その場合は元のプロンプトが使われます。表情を変えたい時や、色を守りたい時だけ書いてください。

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